「歴史・社会・経済・教養」

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HISTORY / SOCIETY / ECONOMY / CULTURE

歴史・社会・経済・教養|ニュースの見え方と考え方の土台が変わる3冊

このジャンルの本は、読んですぐ役に立つというより、ものの見方の土台を少しずつ作ってくれる本だと思います。世の中の出来事を見ても、ただ流れていくニュースとして受け取るのか、それとも背景や流れまで含めて考えるのかで、見える景色はかなり変わります。このページでは、60代からの教養の学び直しにもぴったりな、社会を数字で見る視点、歴史を大きな流れでつかむ視点、そして経済と倫理を切り離さずに考える視点という、少し違う3つの入口をそろえました。どれも難解な専門書ではなく、入りやすい本です。

目次

このページの見方

歴史・社会・経済・教養の本は、最初から完璧に理解しようとすると構えてしまいがちです。けれど、まずは「いまの自分が何を知りたいか」から入るほうが読みやすくなります。ニュースや世の中の見え方を整えたいなら社会系、全体の流れをざっくりつかみたいなら歴史系、働き方やお金と人の関係まで考えたいなら経済・思想系。そんなふうに分けて選ぶと、学び直しの入口としてとても使いやすくなります。

選び方の目安

  1. 数字や思い込みを見直したいなら「FACTFULNESS」
  2. 歴史を流れでつかみ直したいなら「一度読んだら絶対に忘れない世界史の教科書」
  3. お金と道徳を一緒に考えたいなら「現代語訳 論語と算盤」
📊

社会の見え方を整えたい

思い込みをほどき、データや事実をもとに世の中を見る感覚を養いたい方向けです。

「FACTFULNESS」へ

「知識を増やす」だけでなく、「見方を変える」ための3冊です

社会・歴史・経済の3つの角度から入口を作りました。読みやすさを優先しつつ、読後に考え方が少し残る本を選んでいます。

FACTFULNESS(ファクトフルネス)

ハンス・ロスリング/オーラ・ロスリング/アンナ・ロスリング・ロンランド 著 / 日経BP / 社会・教養
「世界は思っているより悪くなっているのか」「ニュースで見た印象は本当に全体像なのか」といった問いに対して、感情ではなく事実とデータから見直す感覚を教えてくれる本です。

この本のよさは、ただ統計データを並べて終わらないところにあります。人がどうして思い込みに引っぱられるのかというところから話を始めてくれます。たとえば、悪いニュースのほうが目につきやすいこと、出来事を二つに分けて単純化したくなること、目立つ例を全体だと勘違いしやすいこと。この本を読むと、「人はそういうふうに見てしまいやすいんだ」と一歩引いて自分を見直せるのがいいところです。

読み終えると、ニュースの見方が少し変わります。ひとつの出来事を見て、それが例外なのか傾向なのか、どこまでが事実でどこからが印象なのかを、前より少し丁寧に考えるようになります。難しい数式はほとんどなく、読み口も意外にやわらかいので、数字が苦手な人でも入りやすいです。

こんな方におすすめ:ニュースの見え方を整えたい方/社会を感情だけでなく事実から見たい方/教養書は読みたいが、最初から難しすぎる本は避けたい方
社会の見方データ思考教養の土台学び直し向け

一度読んだら絶対に忘れない世界史の教科書

山﨑圭一 著 / SBクリエイティブ / 歴史・教養
年号や細かい用語を覚えるための本というより、世界史全体の流れをひとつの物語のようにたどり直せる本です。歴史に苦手意識がある人ほど入りやすいタイプの一冊です。

この本が読みやすいのは、細かく覚えることより先に、「世界はどうつながって動いてきたのか」という大きな流れを見せてくれるからです。これまで学校の世界史で苦手意識があった人でも、読みながら「ああ、そういう流れだったのか」とようやく腑に落ちる感じがあります。知識の量で圧倒するのではなく、まず地図を渡してくれる歴史本です。

年齢を重ねてから学び直しをしたい人にも向いていますし、学生時代に歴史が得意ではなかった人にもすすめやすい。この本は、断片的な知識を一本の線につなぎ直してくれます。

こんな方におすすめ:歴史を学び直したい方/世界史が断片的にしか残っていないと感じる方/まずはわかりやすい入口から入りたい方
世界史の入口学び直し流れでわかる教養を広げる

現代語訳 論語と算盤

渋沢栄一 著 / 守屋淳 訳 / 筑摩書房 / 経済・思想・教養
既存の「私の本棚」にも入っている一冊です。お金を稼ぐことと、まっとうであることは両立できるのかという問いに、古びない形で向き合わせてくれます。

この本がいま読まれ続けている理由は、ここで語られている問いがずっと古くならないからだと思います。利益を出すことと、人として筋を通すことは両立できるのか。この本は、その間にある難しさをごまかさずに、「利潤と道徳を調和させる」という考え方を置いてきます。現代語訳で入ると意外なほど素直に頭に入ってきます。

経済や仕事の本として読むのもよいですが、それ以上に、長く信頼される人間であるとはどういうことかを考える教養書として、とてもよくできた一冊です。

こんな方におすすめ:お金と道徳を切り離さずに考えたい方/働き方や信用の土台を見直したい方/古典を現代語で読みやすく学び直したい方
経済と倫理古典の学び直し長く残る教養既存本棚から継承

どれから読むか迷ったら

最初の1冊は、いちばん難しそうな本から選ばなくて大丈夫です。今の自分が何を整えたいかで選ぶと入りやすくなります。

  • ニュースや世の中の見え方を整えたいなら「FACTFULNESS」
  • 歴史を大きな流れで学び直したいなら「一度読んだら絶対に忘れない世界史の教科書」
  • お金と道徳、仕事と人格を一緒に考えたいなら「現代語訳 論語と算盤」

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